何度も映像化されている原作 「江戸川乱歩の陰獣1977年版」

 

ざっくりレビュー

 何度も映像化される原作「陰獣」。それほどの名作、乱歩の代表作で間違いねぇぞ。今回は1977年製作版について語ってみよっ!

 まずはラストの映像について・・・そう、赤い部屋?っていうのがエロティックなんだな。それにローアングルショットのカメラワークが輪をかけて・・。そこだけだよ。全体的にセクシーシーンはほとんどなく、原作を尊重してるストーリーだすけ

 小山田静子役は香山美子さんという女優。わはこの映画を観るまでは知らない女優だったな。原作同様、明智小五郎は登場せず、主人公の寒川光一郎役はあおい輝彦さん。この2人の駆け引きが醍醐味ですぞ

 ストーリーは乱歩ファンならおわかりのこと、そう思って観てくだされ。原作「陰獣」を読んだことない方、まずは映像より読書をお薦め!

 おっと忘れてた、音楽は美女シリーズも担当した鏑木創氏。「天国と地獄の美女」のエロスの園で流れるあの音楽が、この映画でも使われているんで、そこんとこも楽しみの一つだね

 へばっ!

 だすけ(だから) わ(私・自分) へばっ(それではまた)

映画「陰獣1977年」より
ざっくりあらすじ

 推理作家の寒川光一郎は、寒川の愛読者であるという小山田静子と出逢う。2人はたびたび会い、寒川は静子に惹かれていく

 寒川と同じ推理作家の大江春泥は姿を現すことなく、寒川は静子の前で大江を悪評した。そして大江の居所を掴もうとする

 静子から聞く平田一郎の存在。寒川と静子は結ばれることができたのか?

◇ 主なキャスト

寒川光一郎(推理作家)・・・あおい輝彦

小山田六郎(社長)・・・大友柳太朗

小山田静子(社長夫人、寒川の愛読者)・・・香山美子

本田達雄・・・若山富三郎

市川荒丸・・・川津祐介

糸崎検事・・・中山仁

植草河太郎・・・仲谷昇

植草京子・・・野際陽子

ヘレン・クリスティ・・・田口久美

増田芙美子・・・加賀まりこ

青木民蔵・・・尾藤イサオ

一銭蒸気の係員・・・藤岡琢也

一銭蒸気の婆さん・・・菅井きん

宮島すみ子・・・倍賞美津子

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